体外受精
体外受精
体外受精、すなわちIVFは卵管閉塞、精子に問題がある場合、骨盤腹膜炎、または原因不明の不妊に悩んでいるカップルなど、さまざまな原因の不妊症を治療するのに用いることができます。
体外受精の治療は、基本的に患者さんは3つか4つのステップを経て行います。最初の段階はたくさん卵を作ることです。患者さんは毎日ホルモン注射を行い、卵巣にたくさんの卵子を作るようにします。次に、頃合いを見計らって、簡単な外科的処置で卵を取り出します。
膣壁の一番上の部分から針を挿入し、液体を卵胞に挿入し、ひとつずつ卵子を取り出しします。
採卵後、ラボに移動し、精子の状態によりますが、普通の精子の場合は、精子と卵子を掛け合わせ、まるで卵管で行われているようにひとつの精子が卵子に受精し、受精過程が終了します。精子に問題がある場合は、針で精子を卵子に注入します。普通の精子を選び卵子に注入します。
それから受精卵を3から5日培養し、ここでラボが大事になってきます。妊娠の可能性のある受精卵の発達を見極めるのです。
一番質のいい受精卵を選び、体外受精の最終ステップの移植に進みます。それは受精卵を子宮に戻すことです。
細いプラスチックのチューブを用いて、子宮頸部から子宮の真ん中に挿入し、超音波で確認しながら、戻します。
移植後、11から12日、長く感じる期間ですが、その後妊娠しているかどうかわかります。